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2016年08月19日

攻撃と防衛のシャドープレイ(1)

by 璃子クレア

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こんにちは。奇跡と科学、潜在意識のトリニティ・ガイド、クレア璃子(りこ)です。


今回のシリーズでは、私たちの心が外の事象や人に向かって反応する「公式」を解析していますが、今日は「攻撃と防御」について。


皆さんの周りには、すぐムキになって自分の立場や意見を主張したり、指摘されてもいないのに言い訳がましい人はいませんか?


そのようなとき、心の根っこにある意図にちゃんと気付いてあげると、もっとフラットな気分で対応できるようになります。


今日は少々デリケートな話題、DV(ドメスティック・ヴァイオレンス)の男性の例から始めましょう。最近は女性によるDVケースも増加中ですから、他人ごとではないようなのです。


K夫さんは、妻に対して度々、暴力を奮うことから、妻の依頼によってカウンセリング・セラピーに訪れました。


普段は外資系トップセールスパーソンとしてハツラツ、颯爽とした姿を見せているK夫さんですが、帰宅する頃になると不機嫌で横暴な姿に変身。思う通りにならないと突然に怒りを爆発させる暴君に変容します。大声で怒鳴り、家具を蹴り壊したりモノを投げたり、やがてそれはエスカレートして妻に対する暴力になっていました。


さて、自分では止められないこの衝動の正体は……?


実はK夫さん、小学生時代には「いじめ」に遭っていました。そこで作られたK夫さんの信念(思い込み)は「自分は弱い」「弱い者は軽んじられる」「強くなければ自分は負けてしまう」「強さ=腕力や声の大きさ」などで構成されたようでした。


ですから自分への反対者には異様に反応したくなっても当然です。潜在意識の命令は、神経細胞によりオートマティックに全身に指令されます。


「自己の存在を護るべく「力」を誇示しよう!」
「相手が弱い存在ならば好都合!」
(事実、DVは必ず弱者に対して向けられます)


この流れは、ほぼ反射なので「キレた」と思ったら、もう既にその時点で手が出てしまっている(無意識に)なんてことになるのです。


これを意志で制御するのは非常に難しいことのよう。でもこの攻撃は、彼の防御のひとつ。いつだって『攻撃と防御』は表裏一体です。


「誰も攻撃なんかしてないのに、なぜ防衛……?」


これは、私たちの論理であって、彼が「否定され、傷つけられた」=「攻撃された」と感じれば、正当防衛の先制攻撃は(彼の論理では)立派に成り立っているわけです。


「最大の防御=攻撃」をしなければならないほど、K夫さんが恐れているのは、過去の痛み、今も続く無力感、不自信などイジメの残像など……。
 
それがどんなに過去のことでも永遠に被害者であり続け、あいにく、いまだにちっとも強くないことも悟っているのですから、彼も辛かったはずです。


皆さんの日常でも、すぐムキになって突っかかる人や、自他の順位付けに応じて態度を変える人、言い訳が多い人を見つかるでしょう。自分を護ろうとする働きですね。


「攻撃と防御」パターンの、特に攻撃を受けてしまったときは、どうぞ第三者の視点になって状況を眺めてください。


実際に、自分が上空に浮かぶような感覚になろうとするだけでも効果がありますよ。上空から「いったい、この人は何を怖れて、何を守ろうとするのかな」と、ちょっと観察してみてください。


これが不要なストレスから解放されるコツです!


考えてみると、こうして自分で想像上の敵を思い描き、自ら創りだしたそのシャドー(影姿)に向かって「攻撃と防御」を繰り広げる姿は、シャドーボクシングさながら。


そんな敵は、今ここには存在しないというのに……。


「人間とは愚かしく滑稽で愛すべきもの」とは言い得て妙だとつくづく感じさせられますね。
 


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