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2016年11月18日

心をみつめる前世療法(1) 前世という名の「夢」

by 璃子クレア

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皆さん、こんにちは。奇跡と科学と潜在意識のトリニティ・ガイド、璃子クレアです。


今回は心理療法としての「前世療法」をご紹介します。療法(セラピー)という呼び名から、なにか特別なイメージを持つ人もいるでしょう。


悲しみや痛みなどの癒すべきことなんて自分には無いと感じるかもしれませんね。こうした療法(セラピー)にはご興味のない方でも、ご自分の「前世」となると話は別でしょう。


私たちはどこからきて、どこへ往くのか。古代から現代に至るまで、誰もが一度は考えたに違いありません。そして人間は今もって、それについて明確な答えを持っていないのです。


今でいう「前世療法」に似た様式は、古代エジプト時代から存在していました。それは主に夢の啓示として扱われてきた内観法で、神官が夢の解釈をするというもの。古代ギリシャ時代にはそこに哲学者も加わって、啓示的な教えを伝えたようです。


もし私たちが死とともに消滅する存在だとしても「今生には何か意味があるのでは?」その答えを知りたいと考える人々は古今東西、時代を問わず多くいたのですね。


今日はセッションの実例を見ながら、現代の前世療法をご紹介します。


◇◇◇


「5、4、3、2、1!」 


私はいつも、ゆっくり唱えます。誘導催眠で使われる、数のカウントダウン。しばらくの沈黙を破って、私(ヒプノセラピスト)は彼女(クライアント)に訊きました。


私「あなたは、今そこにいますね? そこは……どこ?」
彼女「……(沈黙)」
私「なんとなく、でいいですよ。浮かんだものを教えてください。


彼女は目を瞑ったまま眉をひそめ、まぶたの向こうに何かを見ようとしていました。このようなときには、まぶたが微細に動くため、セラピストにはそれが分かります。


彼女「……いちば……街の市場のような感じです」
私「そこで何をしているの?」
彼女「ただ歩いています。本を持って……歩いています……(ハッと気づいたように)私は……私は学生です!」
私「どこの国? 地域でもいいから、なんとなく感じる地名でも」

そう問われて、彼女の潜在意識はいま浮かんでいる情景から、地域を特定できそうな何かを検索にかけているかのよう。

彼女「……エ……エジ……プト」
私「エジプトにいる感じがするんですね? いいですよ、ところであなたは女性? それとも男性?」
彼女「おとこ……(少し間をおき、今度はしっかりと頷くように) はい!男です」
私「時代はいつ頃?数字が浮かんだら教えてください。それともハッキリ年号が浮かびますか?視えたり、いま、そこで聞こえる数字でも構いませんよ」

彼女「……7ひゃく5じゅう……。(自信なさげに) 758?」
私「はい、結構ですよ」


こうして慎重に時間を進めていきます。時間はかかりますが、クライアントの脳裏に浮かぶイメージは、初めはぼんやりと、そして徐々に鮮やかになっていきます。


催眠のモードに入ってから、ゆうに1時間は経過し、いよいよ「彼」としての人生を終える時刻。次の人生を歩んでいる「彼女」へのアドバイスを尋ねます。


私「今のあなたは何を望んでいますか? やり残したこと、次に人生があったらどうしたい?」
彼女「多くの人を癒したい。もっと勉強ができたら……それができる」

今度は、目の前の彼女自身の意識に聞いてみます。そろそろ「今ここ」に帰還する時間。

私「彼はそういっているけど、腑に落ちましたか? ほかに聞きたいこと、確認したいことはありますか?」
彼女「(感涙して)大丈夫です。(自分で確認するように唇をキュっと 結んで)大丈夫!」


◇◇◇


はじめて催眠療法を体験する方の多くは、半分は夢のようでありながら「現在」の認識もしっかりしていることに驚きます。夢を見ているときのように勝手に展開していくシーンと、今、リクライニングチェアに腰掛けている自己の認識、その両方を同時に体験できることに。


ふだんの睡眠中に夢を体験する場合、私たちの顕在意識は休んでいます。もともと睡眠は、思考する脳の休息状態なので一切の判断や論理は休止しています。空を飛んだり非現実なことを不思議に思うこともありません。


この突拍子もない夢のストーリーはいったい誰が作っているのでしょう? 


それはあなたの「潜在意識」。


夢では「顕在意識」が一時休止をしているため、常識や論理性のないフリーゾーン。怖い物語を作るのも、あなた(の顕在意識)には思いもつかない発言を登場人物にさせるのもすべては潜在意識がおこなっています。そもそも潜在意識は現実と非現実と現実、論理と非論理の区別があることさえも知らないのです。


その性質を利用して本来の「自己」を探ろうとする時、前世というイメージをつかって自由に人生を語ってもらうと、潜在意識の想いが反映されていると考えられるのです。それが心理療法としての前世療法の本質です。


ただのイメージだとしても、はたまた実際の前世だったとしても、そこで見るイメージはあなたの本音をストーリーにしたものです。とすると、ファンタジックな「夢占い」にも根拠がないともいえず、新しい学問体系になる日が来るかもしれません。


【information】
潜在意識セミナー/はじめての催眠体験会
http://www.degrace.biz/lounge.html




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